平成20年 子供参宮団 感想文

 27日早朝、県内各地を出発。途中合流してバス4台で神宮へ向かう。信州よりひと月早い桜の出迎えに一同感激!心配していた雨もなく花曇りの一日となった。

 27日夜、夕食を済ませ、神宮会館の西館5階大講堂へ。神宮の石垣先生から伊勢の神宮についてのお話と火鑽り(ひきり)の実演を見せていただく。

 初めのお話ではクイズ形式で質問をされた。〇か×を選択してみんなで挙手をする。心に残る巧みな言葉のキャッチボールで、子供たちも大喜び。楽しみながら学ばせていただく。(保護者 メモ)

 伊勢の神宮の正式名称は「神宮」であること。神宮は内宮外宮をはじめ125社からなり、昨年は700万人のお参りがあったこと。神職さんが120人位いて、その中で一番偉い方=祭主様が女性であること。

 毎日火をおこして水を汲んで神様のお食事をつくっていること。神様へお供えするお食事のことを神饌といい御饌ということ。饌と気は同じで、外宮は「止由気宮」といったこと。それが後に「豊受大神宮」になったこと。

 また、サメの肉もお供えされること。ごはんをお供えすることについては、みんなが勉強やスポーツにパワーが出るのは「ごはん」に「気」があって「気力」がでるから…と聞き、ビックリ!納得!

 天照大御神さまは奈良から伊勢に来たこと。神宮の建て替えは20年に一度で、昔は天皇陛下と同じ家に住まわれていたことで、今も天皇陛下によって「おまつり」されていること。

 「おまつり」とは、大きく3つに分けられていること。それは「宮中」「神宮」「神社」で、それぞれの祈りがあること。家の神棚には、真ん中に神宮の天照大御神様をおまつりすること、などなどがわかった。

 クイズは面白かった。(なのでわりとよく覚えている。)

 次に、神宮で毎日おこしている火のおこし方“火鑽り”を見せていただいた。火をおこすまでに5分ぐらいかかった。先生は汗ぐっしょりになってやってくださった。このときはよく見えなかったが、後日、学校の授業で“縄文ミュージアム”に学習に行き、実際に体験することができた。その時は3人でやっと火をおこすことができ、そのくらい大変なことだった。昔は、みんな火をこうやっておこしていたことを知った。

 芯は山びわの硬い木を、台はヒノキの柔らかい木を使い、この二つをこすり合わせて火種をおこし、杉の葉に落として息をかける…チリチリと音がして火が燃え広がった。お線香のようなにおいがした。杉の葉は、お線香の材料になると以前学校で学んだので、ああ…それでか…と思った。

 先生のお話と実演は本当に楽しく、あっという間に時間が過ぎた。神宮のいろいろなことがわかってよかった。神様が身近に感じられるようになった。また神宮へ行きたいと思った。ありがとうございました。

(以上、参加者 感想メモ)

子供参宮団で神社を感じよう!

長野県神社庁では、お子様向けに 東京の「靖國神社」 伊勢の「神宮」 への2つの参拝旅行を企画し、多くのお子様や保護者に参加してもらっています。 江戸時代に流行した伊勢への「おかげ参り」は、日本中から多くの参拝者がありました。 道中では、行楽を楽しんだり、文化や技術の交流がありました。 この企画でも同じように、ディズニーやナガスパ、科学館などに立ち寄り、参拝と行楽の両方を楽しめます。

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